2013年8月19日月曜日

またまた国の借金!!

【国の借金が1000兆円!!】
自民党内の「財政出動派」が勢力を伸ばすととたんに「マスコミ」を利用して「国の借金」「財政破綻」と国民を煽り、「公共工事削減」「医療費削減」「社会保障費削減」を大々的に行ってきました。
これらの「国の借金が1000兆円」というのは完璧な「ミスリード」すなわちデタラメなのです。
 《国民一人あたりの「借金」は700万円を超える》とマスコミ(特にNHK)は報じています

では「借金」について考えてみましょう。

あなたは4人家族の家長です。一人あたり700万円なので4×700万円=2800万円ですが家も買っていないあなたに2800万円払う義務などありません。政府の借金は政府の借金です。国民の借金ではありません。当然ですよね!

では、この政府の借金って何なんでしょう!
経済学というのは非常に簡単なことなのです。それが国民にバレると都合が悪くなるのであえて難しくしているのが「経済学」なのです。

【お金を貸す人・借りる人】

借金は誰かが「貸す」から「借金」として成立します。当たり前ですよね。 では「国の借金」って一体誰が貸しているのでしょうか?
「いやー、ワシは国債買ってないぞー!」とおもわれるかもしれません。 でも、何らかの形で金融機関(銀行、郵便局)に「お金を預けて」いますよね。 お金を預かった金融機関はその「お金」を金庫に置いていても「一円」の金利も生み出してはくれません。ですが、今は「デフレ」なので企業は誰も「お金」を借りてくれません。
銀行は「金貸し」です。誰かにお金を貸して「金利」をもらって利益を得ています。 「お金が貸せない」と銀行は倒産してしまいます。
「これじゃ、日本の銀行が全部つぶれてしまう!!」だから政府が「借りてあげよう!」と国債の発行残高を増加しました。

マスコミの話では「税収が落ち込んだから国債を発行して財政の穴埋めをした」。 もっともらしい「大嘘」です。 これはマスコミのミスリードではなく「マスコミ」を牛耳っている「竹中平蔵」の戦略であることは間違いないでしょう。

税収が足らないのであれは「刷ればいい」のです。

【2種類の金融緩和】
財政出動派、構造改革派(新自由主義派)ともに「金融緩和」を唱えていますが、国民から見れば「金融緩和」は同じように見えます。ですが、同じように「金融緩和」してもその後の「政策」が180度違います。

「財政出動派」・・・国債を発行し、公共事業など「財政出動」をします。「お金」は国民(公共事業関連業者)に回ります。
このままだと、国債は増え続けるので国債発行額分だけ「金融緩和」を行い、国債を金融機関から回収します。
国債発行分だけ「金融緩和」すれば基本的に「政府の借金」は増えることはありません。

「構造改革派」・・・・・・金融緩和して国内の「お金」を増加させます。次に、国債の発行残高を減少させます。財政出動を制限します。国債残高が減少するということは銀行に「お金」が更にたまることになります。デフレで「金融市場」には「お金」が溜まりに溜まっているのですが、ここで金融緩和をして、財政出動を削減するとますます「お金」は溜まっていきます。金融機関の金庫の中には使われない「お金」で溢れていますが、その使い道を閉ざされてしまいました。「国債」の発行もできません。公共事業もできません。社会保障費もできません。ではこの「お金」を「どうしよう」としているのか?

証券市場」いわゆる「マネーゲーム」の資金として利用しようとしているのです。
証券市場は世界とつながっています。日本の円が海外へと流れることになります。
安全確実な「運用」ができる国債をハイリスクハイリターンの証券市場へと流れていく状況にあります。

国債」は我々の「貯蓄」なのです。借金ではありません。だまされないでください。

ここで財政出動派の麻生太郎氏の公演の模様をYouTubeで御覧ください。



構造改革派、新自由主義である「安倍晋三」に対する中野剛志氏の動画も合わせて御覧ください。












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